平成28年度自閉症eサービス主催、公開講座『働くことを構造化する』に参加しました。講師は北海道で昔から強度行動障害の方をハッピーにするために支援をしておられた、『社会福祉法人栗山ゆりの会 寺尾孝士』先生です。
講演では、『利用者がハッピーになるために支援をしていくこと』『無知によって利用者さんにたくさんの迷惑をかけており、無知は罪である』『地域も何をしてよいか分からないため、具体的にしてほしい事や出来ること等を伝えあって行くこと』等、私たちにとって本当に心に響くお話でした。自分たちの支援を見直し、明日から少しずつ気づいたところを変えていかなければならないと感じました。
後半は2事例、奈良での取り組みの報告を行いました。「働く」と言うことをしっかりと意識し、自分たちで働くことを作り上げた事例と、利用者の見通しを日中活動から生活に広げて行った事例です。奈良の事業所でたくさんの取り組みが行われていることを知り、みんなで情報交換をし、奈良県や生駒市の自閉症支援のネットワークを広げて利用者みんなのハッピーを叶えていけるようにしていきたいと思いました。本当に充実した研修でした。お忙しい中北海道から来て下さった寺尾先生、自閉症eサービス代表の中山先生、本当にありがとうございました。
いこま福祉会は、いろいろなご縁があり、自閉症eサービス@奈良の事務局をしています。県内のいろんな事業所の方々とつながりを持つことができ、またこの支援者の輪が、これからもっと奈良県内に広がっていきますように。今後も、職員一同学びを重ねていきたいと思います!ご協力くださった皆さま、ありがとうございました。